調質機器
エアタンク
圧縮エア、真空エアの圧力変動・脈動を低減。
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流路に銅を主成分とする金属材料を使用していません。
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シールゴム材質にHNBRまたはFKMを使用しています。※)一部商品は流路のみの対応となります。
特長
圧縮エア、真空エアの圧力変動・脈動を低減。
タンク容量は、6種類をラインナップ。
0.4L, 0.75L, 2L, 5L, 10L, 20L。
タンク材質は、ステンレス製。
タンク容量:0.4~10LはSUS304相当、20LはSUS321相当を使用。
環境対応。
RoHS指令対応。
仕様
共通仕様
使用流体 | 流体グループ2(PED:2014/68/EU):圧縮空気(真空)、窒素 |
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使用圧力範囲 | -0.101~0.99MPa |
温度範囲(※) 周囲温度 | -10~100℃ |
温度範囲(※) 流体 | -10~100℃ |
特記事項 | 第二種圧力容器非該当 |
※)エアタンク本体に対する温度範囲。凍結なきこと。
ATS-0.4
材質 | SUS304相当 |
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接続口径 ポート部 | G1/4 |
タンク容量 | 0.4L |
取付けタイプ | 固定クリップ取付け |
CEマーキング 指令 | PED:2014/68/EU |
ATS-0.75
材質 | SUS304相当 |
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接続口径 ポート部 | G1/4 |
タンク容量 | 0.75L |
取付けタイプ | 固定クリップ取付け |
CEマーキング 指令 | PED:2014/68/EU |
ATS-2
材質 | SUS304相当 |
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接続口径 ポート部 | G1/2 |
タンク容量 | 2L |
取付けタイプ | 貫通穴取付け |
CEマーキング 指令 | PED:2014/68/EU |
ATS-5
材質 | SUS304相当 |
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接続口径 ポート部 | G1 |
接続口径 ドレン排出部 | G3/8 |
タンク容量 | 5L |
取付姿勢 | ドレン排出ポート下向き |
取付けタイプ | 貫通穴取付け |
CEマーキング 指令 | PED:2014/68/EU |
ATS-10
材質 | SUS304相当 |
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接続口径 ポート部 | G1 |
接続口径 ドレン排出部 | G3/8 |
タンク容量 | 10L |
取付姿勢 | ドレン排出ポート下向き |
取付けタイプ | 貫通穴取付け |
CEマーキング 指令 | PED:2014/68/EU |
CEマーキング 認証 | 適応指令に準拠 |
CEマーキング カテゴリ | Ⅰ |
ATS-20
材質 | SUS321相当 |
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接続口径 ポート部 | G1 |
接続口径 ドレン排出部 | G3/8 |
タンク容量 | 20L |
取付姿勢 | ドレン排出ポート下向き |
取付けタイプ | 貫通穴取付け |
CEマーキング 指令 | PED:2014/68/EU |
CEマーキング 認証 | 適応指令に準拠 |
CEマーキング カテゴリ | Ⅰ |
適用サイズ
ポート部接続口径ネジサイズ
ATS-0.4、ATS-0.75
管用平行メネジ | G1/4 |
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ATS-2
管用平行メネジ | G1/2 |
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ATS-5、ATS-10、ATS-20
管用平行メネジ | G1 |
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ドレン排出部口径ネジサイズ
ATS-5、ATS-10、ATS-20
管用平行メネジ | G3/8 |
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形状・価格一覧
個別注意事項
警告
1.本体に引張り、ねじり、曲げなどの負荷及び落下、過大な衝撃を加えないようにしてください。また、製品の上に乗ったり、物を置かないでください。転落事故、製品の転倒、落下によるケガ、製品の破損の原因となります。
2.仕様範囲内の圧力、温度、流体でご使用ください。仕様範囲外で使用した場合、思わぬ事故や故障の原因となります。
3.エアタンクが全閉の状態では、温度上昇や歪み(押し潰しなど)の影響で内部圧力が上昇する場合があります。また、使用圧力範囲を超える圧力での使用は、タンク破損の原因となります。圧力センサなどを使用し、内部圧力を仕様範囲内に収めるよう安全対策をとってください。
4.常温において、エアタンク内圧力が1MPa以上となる場合、「高圧ガス保安法」適用範囲となります。ただし、本製品の仕様範囲内におけるご使用は「高圧ガス保安法」適用範囲外です。
5.日本国外で使用する場合は、使用国の法規を調べ適用できるか確認してください。
6.仕様外流体の使用は避けてください。本体の劣化、破損などの原因となります。
7.大気圧以上の外部圧力をかけないでください。製品の破損の原因となります。
8.保守、点検の際は、必ず供給エアを止め、内部圧力がゼロになったことを確認して行ってください。
9.外部損傷、ドレンなどによる内部腐蝕により、予期しない事故が発生する可能性があります。定期的に外部の破損、損傷確認、内部の腐蝕確認を行うか、板厚計を使用し板厚の減少具合の確認を行ってください。
10.ドレンがエアタンク内に溜まると内部の腐蝕や配管内へのドレン流出に繋がります。使用状況に合わせてドレン抜きを行ってください。
注意
1.エアタンクは可動部、振動のある場所には設置しないでください。材料の疲労や取付け部の緩み、損傷などの原因となります。
2.接続継手のネジを締付ける際、下表の締付トルク及び工具の許容トルクを参照し締付けてください。適正なトルクで締付けない場合、製品・工具の破損やネジの緩み、漏れの原因となる可能性があります。
3.本製品は、圧縮空気、窒素(流体グループ2:PED 2014/68/EU)のみの使用となります。
4.設置作業を行う前にシステム内の全ての圧縮空気が排気されていることをご確認ください。
5.エアタンク内部には、製造過程での酸化膜が残っています。クリーンな環境下で使用する場合は、使用機器との間に仕様に合ったフィルタを設けてください。
6.接続継手の取付けは、継手の外径六角部を利用し適切な工具を使用してください。
7.取付けの際は、製品下部の取付穴4ヶ所、または2ヶ所(ATS-0.4、ATS-0.75は固定クリップ取付け)を使用し、確実に固定してください。
8.5L以上のタイプにおいてドレン排出部に継手を接続した場合、接続する継手によっては床面に干渉する場合があります。継手部を逃がすような取付け方法にてご使用ください。
9.接続する継手は、オプション設定している専用のGネジ継手をご使用ください。
10.年に一度の目視点検と漏れ確認を行い、外部損傷や腐蝕がある場合は、製品の交換を行ってください。漏れが生じている場合は、接続部、接続部品の確認または交換を行ってください。
調質機器シリーズのよくある質問
酸素(純酸素を除く)や窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスの除湿は可能です。
ただし、弊社ファイバードライは使用流体の一部をパージエアとして大気に開放するため、ガスが設置空間に充満し、最悪、事故に繋がる危険があります。そのため、ストレートタイプドライヤ(DMBタイプ)、もしくはフレキシブルタイプドライヤ(DMFタイプ)を使用し、パージエア接続口には別回路で圧縮エアを供給してください。
また、ドライヤに接続されているワンタッチ継手につきましても、様々な要因によりガスの漏れが発生する可能性があります。こうしたことも考慮の上、使用可否をご判断ください。
まず、ファイバードライの中空糸膜の除湿原理についてですが、中空糸膜フィルタの内側に圧縮エアを流すと、水蒸気のみが膜外に透過し、出口側には乾燥エアが出てきます。
この乾燥エアの一部を、パージエア(水蒸気を取り去るエア)として中空糸膜の外側に沿って流すことで、中空糸膜表面およびケーシング内の水蒸気を外に排出します。そのため、中空糸膜フィルタは常に水蒸気濃度が低い状態に保たれ、連続除湿を行うことができます。
ファイバードライはパージエアの流量調整機能があり、得られる乾燥エアの乾燥度を調節できます。
パージ流量が多い(=パージ率が高い)ほど、乾燥度は高くなります。
【動画】ファイバードライ除湿原理
露点とは、気体(空気やガスなど)に含まれる水蒸気が水滴になり始める温度のことで、露点温度とも言います。露点温度は気体中の水蒸気の量により変化するため、気体中の水分量を表す値として用いられます。
露点温度が低いほど、水分量が少ない(=乾燥している)、露点温度が高いほど、水分量が多い(=湿潤である)、となります。
また、気体の圧力が高いと気体の露点温度も高くなるので、圧縮エアは水分量(ドレン)が多く、そのまま使用するとシリンダや電磁弁、エア工具のサビの原因につながりますので、まずドライヤでエアを乾燥させる必要があります。
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