真空発生器
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34警告注意注意注意2.真空発生器のノズル径選定上のご注意●真空発生器供給圧力側の有効断面積は、ノズル径断面積の3倍の有効断面積を目安とし、配管及び機器選定を行ってください。供給流量不足の場合、性能低下の原因となります。3.真空ライン用機器選定上のご注意●真空源の最大流量に合わせ、関連機器の選定を実施してください。 尚、関連機器の有効断面積に関しましては、 S(有効断面積)=Qmax(最大流量:ℓ/min[ANR])/11.1(mm²) の計算に基づき、合成有効断面積での算出を行い機器の選定を行ってください。 注).この式は、真空ラインで適用できる目安的な式であり、正圧ラインでは、適用できません。 尚、正圧ラインでの算出の場合は、以下の式にあてはめてください。 ■MPa単位 P1>1.89P2Q  Q = 113 × S × P1 S = −113×P1 ■kgf/cm²単位 P1>1.89P2Q  Q = 11.1 × S × P1 S = −11.1×P1  P1:一次側絶対圧力  P2:二次側絶対圧力5.真空機器使用条件上のご注意●バルブを作動させる場合は、漏洩電流が1mA以下であることを確認してください。漏洩電流による誤作動の原因となる危険性があります。●真空発生器、真空ポンプ対応ユニットの真空回路側に常時0.1MPa以上の圧力が加わる使い方はしないでください。真空機器は、防爆構造ではありませんので、本体破損の原因となる危険性があります。●真空回路にて1台の真空発生器に2個以上のパッドを配管した場合、1個のパッドが吸着不良(漏れ)を起こすと他のパッドは、真空圧力の低下によりワークが離脱する危険性があります。●真空発生器の排気ポートを塞ぐ、または排気抵抗が上がるような使い方はしないでください。真空が発生しない、または真空圧力の低下の原因となります。4.真空フィルタ選定上のご注意●真空用フィルタには、真空破壊用の正圧を絶対に印加しないでください。防爆構造ではありません。また、耐圧性が低いため本体の破損により、人体への負傷の危険性があります。1.真空機器選定上のご注意●供給エア、供給電源のトラブルによる真空圧力の低下には、ご注意ください。●吸着力の低下により、吸着物が落下する危険性がありますので安全策を施してください。●真空発生器供給エアは、ドレンやゴミを取り除き、清浄な空気を使用してください。また、ルブリケータによる給油は行わないでください。圧縮空気中に含まれる不純物、油により作動不良、性能低下の原因となる可能性があります。●真空発生器の供給圧力(本文仕様値)は、真空発生器作動時の値です。圧力低下を考慮し、本文仕様値を確保してください。仕様値を満足しないと特定供給圧力にて真空発生器より異音を発し特性が不安定となりセンサなどに影響を与えトラブルの原因となる可能性があります。●真空保持機能付タイプ、及びチェック弁機能付タイプは、真空の漏れを許容していますので長時間の真空保持を必要とする場合は、別に安全対策を施してください。●バルブへ長時間連続通電するとコイルより熱が発生します。発熱により製品寿命の低下、作動不具合などに繋がる可能性があります。また、熱による火傷、及び周辺機器へ影響を与える危険性があります。●マニホールド仕様を使用される場合、マニホールド連数、搭載ユニットの組合せにより性能低下、または他のステーション真空ポートへの影響が出ることがあります。③ 選定上の注意事項注意( )( )真空発生器真空ポンプ対応ユニット真空ポンプ真空パッド真空関連機器技術資料

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