定流量スピードコントローラ
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486http://www.pisco.co.jp/チューブ手動弁調質機器制御機器受注生産品技術資料ニードル弁ニードル弁耐腐蝕用ニードル弁クリーン急速排気弁排気絞り弁固定絞り弁圧力制御弁圧力ゲージ逆止弁消音器固定式速度制御弁ニードル弁耐スパッタ■ 絞り内径の選定方法■定流量スピードコントローラでシリンダの速度を制御する場合、下の方法で絞り内径を決定します。①.下の計算式を用い、シリンダを希望の速度で動かすために必要な空気流量を求めます。  (空気流量を求める計算式) D2×L P+0.1013  Q=4.7×10-5×────×────── t 0.1013  Q=空気流量 (l/min(ANR))  D=シリンダ内径 (mm)  L=シリンダストローク (mm)  t=片道を1ストロークする時間 (sec)  P=使用圧力 (MPa)②.489ページの制御流(流量特性)のグラフを用い、空気流量と使用圧力の交点にもっとも近い特性を持つ絞り内径とそれに近い2~3種類のサンプルから実測値で最も良い物を使用してください。  (例1) 右図[図1]  D (内径)=25mm  L (ストローク)=60mm  t (時間)=0.1sec  P (圧力)=0.5MPa Ⓐ  計算式により必要な空気流量を求める (①)  Q=100l/min(ANR) Ⓑ  図1を用いて固定絞り内径を求める  固定絞り内径=ø1.45mm Ⓒ  選定の対称として、ø1.6mm~ø1.4mm  ※.①の計算式には、シリンダにかかる負荷、   及び配管内のエア消費量は考慮されて   いません。  ①の計算式をグラフ化した物が図2に載っています。   これを使用すると、簡単に空気流量が求められます。   但し、あらかじめシリンダ速度を求める必要があり   ます。   (シリンダ速度を求める計算式) L  V=── t  V=シリンダ速度 (mm/sec)  L=シリンダストローク (mm)  t=片道を1ストロークする時間 (sec)  (例2) 次頁[図2]  グラフの使用例  シリンダ内径=25mm ⓐ  シリンダストローク=60mm  片道を1ストロークする時間=0.1sec (シリンダ速度 600mm/sec) ⓒ  使用圧力=0.5MPa ⓑ  空気量=100 l/min(ANR) ⓓ  空気量を求めることにより、定流量スピードコントローラの絞り内径が選定できます。固定絞り内径 (mm)制御流[図1]ABC0200150100500.30.40.50.60.70.10.2ø1.9ø2ø1.8ø1.7ø1.6ø1.5ø1.4ø1.3ø1.2ø1.1ø1.0ø0.9ø0.8ø0.7ø0.6流量 (l/min(ANR))圧力 (MPa)ø1.45

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