真空ポンプ対応ユニット
FVUS011-NWや、FVXS-DW-1は、製品自体の形式ではなく製品に搭載された「センサ」の形式となります。製品の正式な形式は、本体にレーザーマーキング(またはラベリング)されています。FVUS011-**は真空発生器VK、FVXS-**は真空発生器VX(真空ポンプ対応ユニットVXP/VXPT)に搭載されたセンサの形式となります。
弊社の真空発生器総合タイプ(真空ポンプ対応ユニット)の形式は「V」から始まる形式となります。(VG…、VQ…など)
センサ形式は、FV…などで始まる形式で【PRESSURE SWITCH】と書かれている場合もあります。
センサ形式は、センサ付仕様のみに記載されています。
真空発生器総合タイプ(真空ポンプ対応ユニット)の形式およびセンサ形式の識別は、以下の写真を参考にしてください。
真空発生器VK(単体タイプ)
真空発生器VK(マニホールドタイプ)
マニホールドの場合、製品形式(VKM…)はブロックプレートの後側に記載されています。
真空発生器VX(真空ポンプ対応ユニットVX/VXP)(単体タイプ)
真空発生器VX(真空ポンプ対応ユニットVX/VXP)(マニホールドタイプ)
マニホールドの場合、製品形式(VXM…)はブロックプレートの後側に記載されています。
その他の真空発生器総合タイプ
製品名や外観が似ていますが、使用用途・目的が異なります。
真空発生器 総合タイプは、圧縮エアを供給することにより真空エアを発生させて制御を行う機器です。
一方、真空ポンプ対応ユニットは真空発生はせず、真空ポンプ等の別の真空源の真空エアを使用して、真空エアを制御する機器です。(ただし、破壊エア回路のパイロットバルブを駆動させるための圧縮エアの供給は必要です。)
また、ピスコの真空発生器には、小型で取付けやすい単体タイプもあります。(ただし、制御機能はありません。)
バルブを操作しない状態(ノーマル位置)での、バルブの位置を示します。
ノーマルクローズタイプ(略称N.C.)
ノーマル位置が常時閉。操作(または通電)すると開きます。
ノーマルオープンタイプ(略称N.O.)
ノーマル位置が常時開。操作(または通電)すると閉じます。
弁を操作しない状態で、入口と出口が通じています。
圧力の表し方は2種類あり、「絶対圧」と「ゲージ圧」によるものがあります。
絶対圧
絶対真空の圧力を0基準にした圧力が「絶対圧力」です。
空気圧の流量計算などに使用されます。
単位の最後に「abs」がつきます(例:10 kPa abs)
ゲージ圧
計測場所、計測時の大気圧を圧力0として測った圧力が「ゲージ圧力」です。
大気圧を基準に、1cm2の面積にどれだけの圧力がかかっているかを表します。一般的な圧力計に使われる圧力です。大気圧より高いゲージ圧を「正圧」、低い圧力を「負圧」と呼びます。
トルは、SI単位であるパスカル(Pa)(ヘクトパスカル(hPa))が使用される前に、汎用的に使われていた圧力や真空度を表す単位です。(絶対真空は0Torr、標準大気は760Torrとなります)
トルは「水銀柱ミリメートル (mmHg)」 と同じ単位の別名でもあり、非SI単位ですが、現在も多くの分野で使用されています。
1Torr = 133.32Pa、
1気圧 = 1013hPa = 1.01325x105 Pa = 760Torr
※) パスカルは、天気予報で使われるヘクトパスカルの1/100。
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